十人十色
 
何か思ったこと・感じたことがあれば、ご意見お聞かせ下さいませ。
 
モトメルキモチ

求める気持ちさえ持たなければ
悲しくも苦しくも怒りさえ何もない

そこは平坦な道
とても静かな空き地
そこでただ風に吹かれる
晴れの日の午後
空っぽの小箱は否定を知らず
ただ日なたぼっこを楽しんでいた
あたたかな気持ち
心臓のリズム
今日の「ありがとう」をゆっくりと数える

「もう何も欲しくない」なんて
お日様とこの心地よい空気さえあれば
「それで満足」だなんて

それだけで今日を終われてしまいそうな自分が少し怖くなった
それだけで全てが満たされてしまいそうな自分が急に怖くなった

本当にそれで全てが満たされてしまったらどうしよう。
求めなくても満たされる人生。
そうなったら何か描くものはあるのかな?
ちゃんと唄いたい唄はあるのかな?

でも、「だから私は、悲しさや怒りを知らない」なんて嘘つき。
それは、身体が悲鳴をあげるまで知らないふりの大嘘つきだ。
すぐにまた欲しくなる。
だからすぐにまた悲しくなる。
描きたい絵はなくならない。
唄いたい唄もなくならない。

空っぽの午後、、
それは真夏の蜃気楼のように突然やってきて
夢を見せては去ってゆく

暖かいのか 冷たいのか
優しいのか 残酷なのか

砂漠に湧いた幻想の水は
ひとときの夢物語

それを暖かいと思いたい私は
それを素敵だと思いたい私は
おかしいのでしょうか

いつまでたっても大人になれないで
すくすく育った大きな子供みたいに

まだ夢見てる まだ期待してる
幻想の水だと知っていても、、


by いろは
8月6日(水)03:13 | トラックバック(0) | 趣味 | 管理
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